1/8 相続・遺言相談事例45

【相続・遺言相談事例45】

Q:不動産を相続する場合の名義変更手続きについて司法書士の先生、教えてください。(和歌山)
和歌山で生まれ育った父が亡くなり、葬儀や遺産分割に関する話し合いを終えました。父が所有していた財産のうち、私は父が和歌山の不動産をいくつか相続することになりましたが、私は東京に住んでおり不動産を利用する予定もないため、不動産は売却する予定でいます。先日不動産屋へ相談へ行ったところ不動産の名義変更手続きが必要だと言われました。相続した不動産の名義変更手続きについて教えていただけませんか。(和歌山)

A:不動産を相続した際の名義変更手続きについてご説明します。
亡くなった方の遺産である不動産の所有権が相続人に移ったら、不動産の名義変更手続き(所有権移転の登記)を行います。たとえ、すぐに売却する予定であっても名義変更手続きを行う必要がありますので、注意しましょう。名義変更手続きを行うことで、第三者に対してご自身が所有者であるということを証明することができます。

不動産を相続するにあたって必要な名義変更手続きの大まかな流れをお伝えします。

【不動産の名義変更手続きの流れ】

1.相続人による遺産分割協議

相続人全員が参加し、誰にどのように遺産を分割するか話し合う、遺産分割協議を行います。話し合いがまとまったら、遺産分割協議書を作成します。遺産分割協議書には相続人全員の署名と実印による押印が必要です。

2.名義変更の申請に必要な書類の収集

名義変更の申請には以下の書類が必要となります。

被相続人の出生から死亡までの連続した戸籍謄本等
法定相続人全員分の戸籍謄本
住民票(被相続人の除票および不動産を相続する人の住民票)
相続関係説明図
名義変更する不動産の固定資産評価証明書 など
3.登記申請書の作成

4.法務局へ必要書類を提出

大まかな流れは上記のようになります。手続きがすべてスムーズに進めばよいのですが、中には相続人に行方不明者がいる、未成年者がいるなどにより専門的知識が必要となる場合や、遺産分割協議によりもめてしまうことも少なくありません。

特に相続財産のうち不動産が多い場合には分割が難しく、それまで仲がよかった相続人同士でトラブルになってしまう可能性があります。

相続において何かお困りの場合には専門家へ相談することもお勧めです。また、登記申請書の作成、法務局での手続き等申請に不安がある方はぜひ一度相続の専門家へご相談ください。

和歌山相続遺言まちかど相談室では不動産の名義変更手続きをはじめ、相続に関するお悩みを多くお受けしております。相続に関する知識が豊富な司法書士が初回のご相談は無料でお伺いしておりますので、まずはお気軽にご相談ください。和歌山にお住まいの皆様、和歌山で相続に詳しい事務所をお探しの皆様の親身になってご対応します。和歌山の皆様のご来所を心よりお待ちしております。

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